ニューイヤーコンサート♪
2011年 01月 10日
…を聴きに行ったわけではなく、今年初の撮影お手伝い、カメラマン。
「名古屋二期会」のガラコンサートでした。「名古屋二期会」というのはプロの声楽家の団体で、歌い手も、オーケストラもプロ。管楽器奏者の中にはちらほら知ってる(一方的に…笑)人がいて、プログラム眺めながら勝手にちょっと親近感。
今回はオペラのハイライトとかはなく、オケがステージ上に普通にいて、その前でソリスト(1~4人の)が歌う、というもの。第二部では合唱が入る曲もあって、後ろのひな壇には合唱団。そして3時間の長丁場です。演奏するほうも聴くほうも、撮るほうも(笑)大変。
このお仕事を手伝うようになってからオペラを観たり(撮るのだけど…)、うたを聴いたり(撮るのだけど…)する機会ができて、さらに興味が沸いて、こういう現場がとても楽しみになりました◎
やっぱしすごいわ、うたの人。普通にあのフルオケの伴奏の前で、4階席まである大ホールの舞台で。すごい声量だと思うし、響きと方向性がある声質なんだと思う。オペラの歌曲がほとんどだったのだけど、プログラムノートには簡単にその曲の場面が書いてあって、ステージには日本語の字幕も表示されて、そして、その役になりきってその場面のような表情(顔とか)で歌う。
そうそうこないだバレエのコンクール(の表彰式…笑)に行ったときのこと。出演はほとんどが小学生から高校生の子どもで、審査員の先生の講評がありました。
「踊りの人物になりきって、顔の表情も大事にして踊りましょう」って。「ちょっと失敗しちゃったときに、ふっと表情が自分に戻ってしまっていますね、最後までその人物の表情で…」というような補足をされていましたが。
それって、ある意味では、その踊りの背景(その曲1曲だけじゃなくって物語全体のどういう場面なのか、とか)もよく勉強して、その人物の気持ちを表現しましょう、ってことだな、って思ったんです。それはもちろんバレエだけじゃなく、私たちが楽器で曲を演奏するにあたっても。
で、今日のオペラ歌手。さすがです。本物だぁ~って思いました。例えば4人登場して、メインで歌っている人はもちろん、歌ってない人たちの表情がオペラでした◎あぁ、オペラ観たい!!
2階席でカメラマンしてたのだけど、近くに座っていたおじさまがたからは、曲が終わるたびに「ブラボー!!」「ブラビッシモーー!!」と声がかかり、終演後には「オペラ観てるみたいだったねぇ」と声を掛け合ってました。すごい。観客に伝わってる◎
by tadpole_yukabe
| 2011-01-10 23:14